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使えなくなったジュエリーを修理に出してみよう
あなたはジュエリーが修理できるってご存じでしょうか?
大切に使っていたジュエリーも何かしらの原因で壊れてしまい「どうしよう?」「あーもたいないなぁ」って諦めている方も多いかと思います。
そして、中にはそのまま捨ててしまったり、貴金属買取店に売却したなどの経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思われます。
電化製品や家具製品の場合、何かしらの原因で壊れてしまっても皆さんメーカー保証で修理を受けられることをご存じの方は多いはずです。
しかし、そのメーカーが倒産した場合どうでしょう?
保証期間内であっても効力を失ってしまい、修理不能となってしまうのではないでしょうか。
実はジュエリーの修理って、そのメーカが倒産したとしても修理不能になることはなく、ジュエリー加工屋さんに持っていけば修理することができ、皆さんが思っている以上に安く修理できることもあります。
では、よくあるジュエリーの修理について紹介していきたいと思います。
指輪のサイズ直し
指輪は何年も何十年も使うことができる装飾品です。
今や男性のファッションとしても自立しているアイテムでもあり、カップルならペアリング、夫婦なら結婚指輪など毎日着けられている方も多いでしょう。
そんな指輪も身体の変化とともに指のサイズも変化することがあり、多くの方が経験されているかと思われます。
今まで大切に使用していた指輪もサイズが変われば着ける場面が自然と減少していき、いつかは使わなくなってしまいます。
そうなってしまうと、何かの記念で購入した大切な指輪も思い出ごと薄れていきますので、その前にジュエリーの修理で最も多いとされるサイズ直しをご検討してみてはいかがでしょうか。
指輪のサイズ直し【サイズアップについて】
サイズアップは今のサイズより大きくするので材料を継ぎ足す必要があります。
そのため、サイズ直しの修理代金に材料代が加味されての修理代となることが一般的でしょう。
無理に着けてしまうと抜くことが大変で、無理やり抜くと指輪が歪むこともあります。
最悪の場合は、消防署に行ってリングカッターというもので指輪が切断されます。
今、お持ちの指輪がキツいと感じたり、指輪の締め付け感が嫌な方はサイズアップすることをおすすめします。
指輪のサイズ直し【サイズダウンについて】
サイズアップとは逆で小さくするため材料を継ぎ足す必要はありません。
そのため、材料代が加味されることもなくサイズ直しの修理代金だけで済みますので、サイズアップより費用を抑えることができます。
指輪が緩くなると、くるくる回ってしまったり、関節で留まらずに抜け落ちそうになることもあり、最悪の場合、抜け落ちたとしても気付かず、キッチンや洗面所の掃除で排水口に落としてしまって取れなくなった方もいれば、外出中に紛失してしまう方もいらっしゃるようです。
力を入れなくても指輪が簡単に外れたり、落ちそうになった経験をお持ちの方はサイズダウンすることをオススメします。
新品仕上げ(クリーニング)
ジュエリーは消耗することがないので一生使い続けることができます。
洋服や、靴、鞄などは一生使い続けたとしても、型崩れが起きたり、汚れやシミがついたり、実用に耐えない状態となってしまいます。
ただ、ジュエリーを使い続けると肉眼では気付きにくい汚れや傷が多数入ってきます。
それはごく普通のことで、他のものと同じです。
汚れの原因は、汗や皮脂汚れ、ハンドクリームなどが原因になります。例え指輪を着けたまま細目に手洗いしたとしても、指輪の裏側には皮脂汚れが残ってしまいます。
また、傷の原因は洗濯や食器の洗い物をしている時が接触が多いといわれ、気付かないうちに多数の傷が入ってしまいます。
皆さんも洋服などは衣替えの時期になるとクリーニングに出される方も多いかと思われます。しかし、ジュエリーには衣替えの時期はなく、洋服のようにクリーニングすることを忘れがちになってしまいます。
冠婚葬祭前やカップルならお付き合いした記念日、夫婦なら結婚記念日などに互いの気持ちを確かめ合うためにも、その記念日に合わせてクリーニングしてもいいでしょう。
石留め
前述でジュエリーは消耗することはないとお伝えしましたが、瞬間的に強い力がかかると変形することがあります。
例えば、重いものを持ったり、地面に落としたり、硬いものに当たったりすると変形の原因に。
変形が原因でジュエリーに留まっている宝石が落ちたり、身に付けているとき洋服などに引っ掛かって宝石を留めている爪が歪んだり、折れたりして外れることもあります。
また、純度の高いK24(純度100%の金)は非常に柔らかく変形しやすい素材なので、購入する際は素材にも気を付けることをオススメします。
では実際外れないように気を付ける点としては、指輪なら重いものを持つなど負荷がかかる際は外したり、お出かけ前は準備の最後に着けるなどしましょう。
それでも、宝石が緩んできた、宝石が取れた、などあれば石留めの修理することをオススメします。
最後に
電化製品にしろ洋服や靴、鞄などには限界が存在します。
ただ、ジュエリーには限界はなく、修理することによって、一生ものとして使うことができるのが最大の魅力ですね。
記念やご褒美で購入した大切なジュエリー、今一度想いを寄せてみてはいかがでしょうか。