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コラム

せめて覚えときたい!私の誕生石


誕生石とは 

 

誕生石とは、皆さんもご存じの通り1月~12月までの各月にちなむ宝石のこと。 

では、あなたは自分の誕生石を知っていますか? 

 

各月の誕生石にはそれぞれ意味があり、自分が生まれた月の誕生石を身に付けると不思議な力によって幸せが訪れたり、助けられたり、守られたりと信じられています。 

 

 

誕生石の由来 

 

誕生石の由来は諸説であり明らかではありませんが、聖書時代(約4000年前)まで遡るようです。 

旧約聖書の「エジプト記」に大祭司(ユダヤ教の首長)が胸当てにはめ込まれた12種類の宝石、そして、新聖書のヨハネの黙示録に「それぞれの柱に12種類の宝石」の記述があるなど、その聖書が基礎となっています。 

 

現在、各月とそれぞれの宝石が結び付けられるようになったのは18世紀のことで。 

ポーランドに移住したユダヤ人によって広められたといわれています。 

その当時は宝石商や国によってもまちまちで、1912年アメリカ合衆国の宝石業者の間で宝石の普及を目的に誕生石を統一しました。その後、各国はそれを元に風土・習慣・産出状況・宗教上の理由などを加え、各国の誕生石が定められました。 

 

日本の誕生石は歴史が浅く1958年に発表されましたが、国内の事情を反映し、3月にサンゴ、5月にヒスイが加わり修正されています。 

 

 

各国によって異なる誕生石 

 

日本で誕生石の修正がされましたが、他の国でも修正や追加がされており、イギリスでは水晶の愛好家が多いってことで4月にクリスタルを追加したり、フランスではアメリカへの対抗かほとんどが異なった誕生石となっています。 

ちなみに、日本とアメリカでは大きな違いもないようで、アメリカとの友好な関係すら感じてしまいますね。 

 

 

1月の誕生石【ガーネット】 

 

〔誕生石の意味〕:真実・忠実・友愛・勝利 

 

ガーネットの名は、ラテン語の種子を意味する‟granatum”(グラナトゥム)に由来し、和名「柘榴石(ざくろいし)」ともいわれています。 

種子がザクロのような赤色になるように、強い願いを叶えると信じられ、人に幸運をもたらすという効果があるとされています。

 

 

2月の誕生石【アメジスト】 

 

〔誕生石の意味〕:誠実・心の平和・注意心 

 

世界には様々な水晶が存在し、色によって名前が変わります。 

その中でも古代から多くの人々に愛されてきたといわれる紫色のアメジストは、水晶の中でも最高位に評価されています。 

 

 

3月の誕生石【アクアマリン、サンゴ】  

・アクアマリン

 

〔誕生石の意味〕:勇敢・喜び・幸せ

アクアマリンは、エメラルドやモルガナイトと同じ鉱物(ベリル)の天然石です。
ラテン語で「水」を意味する‟aqua”、「海」を意味する‟marine”に由来しており、全ての生命の源である「海」とかかわりをもっています。
別名で「天使の石」とも呼ばれ、見る人に清らかな 癒しを与えてくれます。

 

 

・サンゴ 

 

〔誕生石の意味〕:幸福・長寿 

 

海で獲れるサンゴは、クラゲやイソギンチャクの仲間である動物です。別名「コーラル」ともいわれています。 

サンゴは綺麗な海のエネルギーを長い年月吸収し育つことから、健康・長寿のお守りとして用いられています 

 

 

4月の誕生石【ダイヤモンド】 

 

〔誕生石の意味〕:洗浄無垢・永遠の絆・純愛 

 

地球上で最も硬い鉱物として知られるダイヤモンド。その輝きからも世界の人々から愛され続け特別な石として君臨しています。 

そのダイヤモンドは秘めた力があることから、‟願いを叶えてくれる”、‟一生の愛を授けてくれる”といわれています。 

 

 

5月の誕生石【エメラルド、ヒスイ】

・エメラルド 

〔誕生石の意味〕:幸運・幸福・恩恵・不滅 

 

エメラルドは、3月の誕生石アクアマリンと同じ鉱物(ベリル)の天然石です。 

鮮やかなグリーン色は鮮やかな美しさだけではなく、周囲に安らぎや癒しを与えてくれます。 

古代エジプト女王のクレオパトラが愛した宝石として有名で、‟恋愛成就”、‟幸せな結婚”などに有効だといわれています。 

 

 

・ヒスイ 

 

〔誕生石の意味〕:幸運・幸福・健康・長寿 

 

ヒスイは世界中の人々を強力な魔除けとして珍重されてきました。 

中国では「仁・義・礼・智・信」(人を思いやり、礼儀正しく、真心こめて、道筋を通す)5つの徳を兼ね備えた宝石として有名で、持ち主にすぐれた知恵を授け、心を穏やかにし、人徳を与える効果があるとされています。 

 

 

6月の誕生石【パール、ムーンストーン】 

・パール 

 

〔誕生石の意味〕:健康・長寿・富 

 

パールはサンゴ同様に海で生成されているものです。 

和名は皆さんもご存じ「真珠」です。やわらかい輝きや潤いのある美しい光沢から「月のしずく」や「人魚の涙」とも呼ばれ、悪霊から身を守る、邪気を払う、持ち主を守るともいわれています。 

 

 

・ムーンストーン 

 

〔誕生石の意味〕:知性・健康・長寿 

 

ムーンストーンは名前からイメージできるように「月の力が宿る石」として古くから人々に愛されてきました。 

また、「恋人たちの石」とも言われ、異性との絆を深め、永遠の愛を導いてくれます。 

 

 

7月の誕生石【ルビー】 

 

〔誕生石の意味〕:情熱・愛情 

 

宝石の中でも赤色の代表格で、鮮烈な華やかさを持っています。 

古くから「勝利を呼ぶ石」「カリスマ性を高める石」と言われ、持ち主の身を守るとともに、勇気や自信を高め、困難に立ち向かう力を与えてくれます。 

 

 

8月の誕生石【ペリドット】 

 

〔誕生石の意味〕:夫婦愛・和合・心の喜び 

 

明るいグリーンの色合いが特徴なペリドット。 

古代エジプトでは「太陽が爆発して飛んできた石」として崇拝され、皆さんもご存じのファラオが愛していた宝石にもなります。 

その太陽と結びつきがある宝石として、エネルギーを与えてくれるといわれています。 

 

 

9月の誕生石【サファイア】 

 

〔誕生石の意味〕:誠実・徳望 

 

ルビーが赤色の代表格とすれば、サファイアは青色の代表格ともいえるでしょう。 

サファイアにはさまざまな色がありますが、「サファイアブルー」という言葉もあり、青色の印象が強く馴染みがあるかと思います。 

サファイアは「カリスマ性」「勝負運」を与えるとされており、仕事に対して影響力を高めたり、金運を高めてくれるといわれています。 

 

 

10月の誕生石【オパール、トルマリン】

・オパール 

 

〔誕生石の意味〕:純粋、希望、無邪気・忍耐 

 

オパールは光の加減で多彩な輝きを放つ美しい宝石です。 

表面の色彩が見る角度によってふわふわと揺れ、多彩な色で遊んでいるように見えることから「遊色効果」という言葉もあります。 

その自由な光り方から、周りに囚われない柔軟さで本来の自分を作り上げてくれるでしょう。 

 

 

・トルマリン 

 

〔誕生石の意味〕:希望・忍耐・友情 

 

トルマリンには様々な色があり、それぞれの見た目で名前が付けられています。 

また、プラスとマイナスを帯電させマイナスイオンを発生させることから和名「電気石」とも言われ、持ち主のストレスを解消してくれるでしょう。

 

 

11月の誕生石【トパーズ、シトリン】

・トパーズ

〔誕生石の意味〕:友情・希望・潔白・誠実 

 

トパーズは日本で「黄玉」といわれ、黄色をイメージする方が多いかと思います。 

実は、カラーバリエーションも多彩で、ブルー・ピンク・オレンジ・レッドなど様々な色があります。 

トパーズは、「誠実」という言葉が付いており、持ち主を最善の方向に導き、未来に対して希望をもたらしてくれるでしょう。 

 

 

・シトリン 

 

〔誕生石の意味〕:希望・勇気・活力 

 

シトリンの黄金色は太陽を連想させ、太陽の持つエネルギーを持った明るさを感じさせてくれます。。

和名「黄水晶」とも呼ばれ、水晶の1種になります。 

その黄金色の輝きから財産をもたらし、人の人生を豊かにするといわれています。 

 

 

12月の誕生石【ターコイズ(トルコ石)、ラピスラズリ】 

・ターコイズ(トルコ石) 

 

〔誕生石の意味〕:健康・成功・繁栄 

 

ターコイズは古代より「魔除けの石」として用いられてきました。 

和名「トルコ石」とも呼ばれ、トルコで採れる石を思い浮かべる方も多いかと思いますが、実はトルコで採ることはできないのです。 

ターコイズは古い時代から旅の安全を守る守護石として身に付けれらることが多く、今では邪気を払い持ち主を災難から守ってくれると伝えられます。 

 

 

・ラピスラズリ 

 

〔誕生石の意味〕:真実・誠実・繁栄・永遠の誓い 

 

「幸運を招く石」と呼ばれ、強力な邪気を払うと言われています。 

また、古代ローマ時代には、恋人たちの愛と夢を守る石と崇められたとも伝えられています。 

今でも恋愛には強力な力を発揮すると言われ、あなたに幸運を呼び寄せてくれるでしょう。 

 

 

最後に

 

誕生石の始まりは今から約4,000年前って驚きですね。

長い年月を経て今も引き継がれているのは、どの時代も宝石の価値が変わらなく愛され続け、この先も変わらない証ではないでしょうか。 

また、誕生石だからと言って生まれた月のものしか着けれないルールはありませんので、大好きな宝石を身に付け本来の自分自身を演出してみてはいかがでしょうか。