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意外と知らない!貴金属ってなに?


貴金属世品の指輪やネックレス

 

2000年以降、街中の至るところに貴金属の買取専門店が増え「貴金属買取します」という看板を掲げていたり、のぼりが立てられていることもあり「貴金属」っていう言葉を目にすることもあれば、耳にする機会も増えました。 

そのため、何となく身近な存在となりましたが、具体的に説明できる人はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか? 

そこで今回は貴金属の特徴や種類について紹介していきます。 

 

貴金属はどんなもの 

 

この地球上には多くの元素が存在しています。 

貴金属はその中でも「見た目が美しく」「加工性がよく」「空気中で酸化されにくい」などの特性をもっている貴金属元素の事を指しており、加えて採掘できる量も少なく他の金属より希少性が高いものになります。 

それ故、読んで字のごとく「貴重な金属」という意味になります。 

では、希少性の高い貴金属はどのようなものがあるのでしょう。 

 

 

貴金属の種類と役割について 

 

貴金属の種類には、金(Au)・プラチナ(Pt)・銀(Ag)・パラジウム(Pd)・ロジウム(Rh)・オスミウム(Os)・イリジウム(Ir)・ルテニウム(Ru)の合計8種類が存在しています。 

その中でも、金・プラチナ・銀が主にジュエリーとして使われ、パラジウム・イリジウム・ルテニウムがジュエリーの割り金(主となる貴金属に混ぜ合わせる貴金属)として使われ、ロジウムはジュエリーのメッキ材料として使われてます。 

ただ、オスミウムは現在のジュエリー加工の過程では使用されておりません。 

 

 

なぜ、ジュエリーに貴金属が使われるのか? 

 

前述で述べたように酸化しないため錆びることがないこと。(銀を除く) 

また、針金のように折れることなく伸びるため加工性が高く、貴重な宝石とのデザイン性もいいのです。 

そして、腐食に強い特徴も持っていますので、貴重な宝石同様美しさや資産価値を長く保たせるためにも欠かすことができないのです。 

 

 

主にジュエリーとして使われる【金】 

 

貴金属と言えば、誰もが「金」と言うのではないでしょうか。 

金は古くから価値を高めてきた唯一の貴金属であって、人類で初めて装飾品として使用された貴金属とも言われています。 

その歴史は紀元前3,500年代頃まで遡り、今の時代も引き継がれるように「貴重」であることは世界共有認識で変わりありません。 

 

金は金鉱山などの鉱脈から採掘されます。

それを見つけ出すのも一苦労です。 

世界的に南アフリカなどが有名な産出場所で知られていますが、発掘しやすい金鉱山は掘りつくしたとも言われており、残りは地下数千メートルの部分まで掘らないと行き着かないようです。 

また、発掘には重機や人件費など膨大な費用がかかります。

それなのに「1トンの金鉱石から採れる金は5グラム」ほどで、「リング1つ作るのに金鉱石1トン必要」とされています。 

そう考えると1つのリングを作り上げるのに1トンの金鉱石が必要であることから希少性の高さは皆さんもご理解できるのではないでしょうか。

 

主にジュエリーとして使われる【プラチナ】 

 

日本では結婚指輪や婚約指輪を購入される方の8割前後がプラチナを選択すると言われおり、非常に人気の高い貴金属になります。

しかし、外に目を向けてみると、金の結婚指輪が主流という国がほとんどのようです。 

 

プラチナは金以上に希少性が高いとも言われています。

それは、金と違い採掘できる国が南アフリカやロシア、北米(約90%を占めます)などに限定され、産出量も金の30分の1程度で、「1トンの原鉱石から採れる量もわずか3グラム」ほどで金の2分の1しか採れないのです。

また、その「3gを採掘するのに8週間程度かかる」ようです。

そういった理由から金よりプラチナの方が希少であるという見方もされているようです。

 

主にジュエリーとして使われる【シルバー】 

 

ジュエリーは女性だけが身に付けるイメージがありましたが、今や男性もお洒落に気を遣うようになり、普段遣いするシルバージュエリーの人気が増えています。 

 

シルバーの歴史は金同様に紀元前3,000年頃と言われています。

その頃は希少性が高く古代エジプトやインドでは「金より高い価値」があり、金にシルバーメッキを施している装飾品もあったようです。

また、中世ヨーロッパではプラチナの倍以上の価値もあったようです。 

今では比較的産出量も多く、金やプラチナに比べると希少性が薄くなり金やプラチナの数十分の1の価値となりましたが、発想を変えれば低価格で色んなジュエリーを楽しめるのはシルバーの最大の魅力かもしれません。s 

 

 

最後に

 

この地球上にはいくつもの元素が存在しており、その中でもいくつかの条件をクリアしたものだけが「貴金属」に分類するってことが分かりましたね。 

その貴金属によっても役割が異なっているのは技術の進歩があったからではないでしょうか。 

 

また、ジュエリーに使われる貴金属の誕生は紀元前3,500年前後で長い歴史があり、その時代時代で価値観が異なっていたのは驚きだったと思います。 

今はシルバーより金やプラチナの方が価値はあるものの、この先立場が変わることも考えられますね。 

 

これからの時代も希少性の高い「金」「プラチナ」「シルバー」は貴重な宝石のパートナーとして、ジュエリーで人を魅了し愛され続けるでしょう。