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指輪に刻まれる刻印の入れ方!その種類や料金について


ゴールドの結婚指輪

 

二人の愛を表現するアイテムとして指輪の内側に刻印を入れるのが一般的です。 

結婚式を控えているカップルであれば結婚指輪。 

彼女にプロポーズを考えている男性なら婚約指輪。 

お付き合いし二人の絆を深めるペアリング。 

など、それぞれ意味は違えど、二人にとって特別な指輪に刻印を入れる方は多いです。 

そこで今回は、刻印の入れ方、フォントの種類、料金などについて紹介していきますので後悔なく素敵な刻印を刻んでみてください。

 

 

刻印の入れ方には種類がある?

ジュエリーの加工を行っている職人

 

刻印の入れ方にはいくつか方法があります。 

その方法によってデザインも違えば仕上がりも違ってきます。 

そのため、以下それぞれ特徴を理解した上で刻印を入れられると良いです。 

ただし、お店によってできるできないがあるようなので、事前に確認してから依頼するようにしましょう。

 

 

手打ち

 

職人が一文字ずつ手作業で刻印を打っていく手法です。 

先端に文字や数字が施されている判子のようなタガネという道具を使い、その先端を指輪の内側に合わせハンマーで叩き文字や数字を刻んでいきます。 

一般的な指輪の幅は3mm程度で、1mmほどの大きさの刻印を職人の勘で平行且つ等間隔で美しく仕上げていきます。 

手打ちということもあり深い刻印が刻まれるのでそうそう刻印が消えることはありません。 

また、手作業ならではの温かみを感じることもできれば、機械では真似のできない味わいがあります。

ただ、あくまでも手作業になるため、仕上がりにムラができることもあるようです。

 

 

機械打ち

 

指輪を専用の機械を使って刻印を彫っていく手法です。 

まずは指輪を機械に固定して、文字や数字が彫られている文字盤からフォントを選び、先端の尖ったパーツをフォントに合わせ文字や数字をなぞります。 

それと同時にレバーが設置されているので下ろします。 

すると、文字盤でなぞった文字や数字がまっずぐきれいに彫られていくため、奥深さを感じる仕上がりになります。 

ただし、文字をなぞったり、レバーを下ろす力加減などはすべて職人による手作業に近いものがあるため、経験の技術が必要とされています。

 

 

レーザー

 

レーザーの熱で刻印を入れる手法で今では主流となっています。 

パソコンで打ったデータがそのまま指輪に刻印されるのでシャープな仕上がりになります。 

フォントの書体に自由性があり、筆記体はもちろんのことブランドのロゴやイラスト、モチーフなど自由に刻印することができます。 

さらに手作業ではないため、正確な刻印を入れることができます。 

しかし、刻印の彫りが浅いため、使用頻度にもよりますが摩擦により数年で刻印が薄くなることがあります。

 

 

フォントの種類

 

手打ちや機械打ちではフォントに限りありますが、レーザーなら幅広いフォントで刻印することが可能です。 

アルファベットなら大文字、小文字さらにブロック体、筆記体から選ぶことができます。 

ブロック体は読みやすく表現されているのでシンプルでありながら洗練された印象を与えます。 

一方の筆記体は、二人の愛を表現するメッセージなどを入れれば、流れるようなデザインでオシャレ感を高めます。

また、アルファベットだけに限らず漢字、ひらがな、カタカナも入れることができます。 

日本語になるとアルファベットが主流なので逆に個性を出すことができ、加えてほっこりとした優しいイメージに仕上がります。

 

 

刻印の値段について

加工の見積書

 

刻印の料金についてはブランドやお店によって有料・無料と対応はまちまちです。 

もし、有料となった場合や、以前に購入した指輪に刻印を入れたい場合は、手打ち、機械打ち、レーザーそれぞれで金額が異なります。 

手打ちであれば10文字まで3,000円、1文字追加ごとに300円程度。 

機械打ちは10文字まで4,000円、1文字追加ごとに400円程度。 

レーザーは自由度が高く、さまざまなデザインができることもあり10文字5,000円~8,000円、1文字追加ごとに500円~800円ほどで、お店によってはハート・星・四つ葉などのマークは別途数千円かかることもあるようです。

 

 

刻印を入れる際の注意点

ジュエリーショップで指輪を着用する女性

 

刻印の入れ方を決め、フォントを選び、入れたい文字を考えたものの、思い通りに刻印を入れることができない場合もあります。

 

 

文字数の制限

 

指輪に入れる刻印を永遠のメッセージとして二人で相談しながら決めるのも幸せのひとつです。 

しかし、いざ考えたとしても指輪に入れる文字数には制限があり、文字数が長くなればなるほど難しくなります。 

それは、指輪を購入した時点で内側に「K18」「Pt900」という素材の刻印が入っていたり、ブランドならブランドロゴ、ダイヤモンドが留められている指輪ならカラット数が表記されているため、丸々1周を使うことができないからです。 

また、指輪のサイズが小さくなれば、当然のことながら内周の長さが短くなります。 

そのため、サイズが小さくなるにつれ刻印できる文字数が少なくなってしまいます。 

もし、長いメッセージを検討しているのであれば、購入前に文字数の確認をしておくと良いです。

 

 

仕上がり日

 

結婚式の準備がある中で用意する結婚指輪。 

クリスマスプレゼントや記念で贈られるペアリング。 

どちらも二人の想いを刻印として指輪に刻まれる方は多いです。 

ただ、刻印を入れる場合は購入した当日に持って帰ることはできません。 

そのため、用意するタイミングが遅れてしまうと「間に合わない」ってことも起こり得ます。 

一般的に刻印を入れるとなれば2~3週間後の受け取りとなります。 

中には1週間ほどで仕上げていただけるお店もあるようですが、繁忙期になると1カ月以上かかることもあり、そのお店や購入するタイミングによってまちまちなので、最低でも1カ月以上前に購入すると安心です。

 

 

刻印内容にミスがないか

 

素敵なメッセージを考え、いざ指輪をプレゼントしたものの刻印内容にミスがあれば全て台無しになり兼ねません。 

漢字、ひらがな、カタカナ、数字なら間違える可能性は低いものの、英語になると普段使い慣れていないので注意が必要です。 

そのような事態にならないよう、1人で購入するのであればショップ店員さんに確認してもらったり、2人で購入するなら前もって確認し合うようにしましょう。

 

 

最後に

 

指輪の内側に刻まれた刻印は二人しか知り得ない内容になっています。 

だからこそ、世界にひとつしかない愛の証でもあり、二人にとって特別なアイテムになります。 

もちろん、指輪を選ぶときはデザインや素材、宝石、価格、着け心地など注目しがちですが、もっとも大切なのは内側に秘められた二人のメッセージかもしれませんね。