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コラム

混同しがちな「ジュエリー」と「アクセサリー」


アクセサリーとジュエリーの違い 

 

ファッションとは洋服のことを基本的に指しますが、ジュエリーやアクセサリーなどもファッションの範疇になります。 

今や女性に限らず男性でも「ファッション」に興味を持たれている方が増えてきています。 

人それぞれ「モテたい」「仕事ができるように見せたい」「自分自身を変えたい」「他人に対して自分をアピールしたい」など様々な理由があるのではないでしょうか。 

 

普段、ジュエリーやアクセサリーを身に付けて「そのジュエリー可愛い」「そのアクセサリー可愛い」と言われた経験はありませんでしょうか? 

言い方が違ったとしても、自分自身どちらが正解でどちらが不正解であるか答えれない人がほとんどで、実は心の中で「あれ?」「ん?」って思っている人もいるでしょう。 

この2つの言葉を同じ意味であるように捉えている方が多いかと思いますが、実は違いがありますので説明していきたいと思います。 

 

 

アクセサリーとは

 

広い範囲で言うと装身具(衣類に合わせて身を飾る工芸品)全般のことを指します。 

皆さんが思われているリングやネックレス、ブレスレット、ピアス、イヤリングに留まらず、帽子やベルトなど身に飾るもの全て含まれ、洋服のコーディネートに付け加えられるアイテムになります。 

例えばプラスチックや木製の指輪やネックレスがあったとしても、それは立派なアクセサリーとして成立することとなります。 

 

 

ジュエリーとは 

 

分かりやすく言いますと、貴金属(金、プラチナ、銀)と天然宝石を使い作られた装身具のことを指しており、貴金属には「磨き」、天然宝石には「石留め」などの加工が施されているのも特徴になります。 

要は、アクセサリーの中の一種だと思っていただいて構いません。 

 

 

異なる刻印 

 

ジュエリーの場合ほとんどの製品に貴金属の含有率を示す「刻印」というものが存在しており、その刻印は貴金属の情報が入った「品質証明」でもあり、そのジュエリーの名前と思っていただいても良いかと思います。 

まず、刻印を見て含有率を示す「刻印」が入っていれば、ほぼ間違いないでしょう。 

逆にアクセサアリーの場合は、貴金属の含有率を示す「刻印」は入っていません。 

この含有率を示す刻印以外にも「宝石の重さを表す刻印」「ブランドの名前が入った刻印」などもあり、総合的に判別することもできます。 

ただ、ジュエリーには必ず「刻印」があるわけではありませんので、「刻印」がないジュエリーが存在することも覚えておきましょう。 

 

 

ジュエリーの耐久性 

 

以前、「なぜ、ジュエリーに貴金属使われるのか?」でお話ししましたが、貴金属はアクセサリーとは違い折れたりすることはありません。また、科学的に腐蝕することはないと言われていますので耐久の面でも長く使用できることができます。 

では、ジュエリーに付いている宝石の耐久性についてはどうでしょう? 

宝石の種類は様々で、耐久性は異なってきます。 

中でもダイヤモンドは硬度(傷に対する抵抗力)が高く耐久性に優れています。ただ、靭性(欠けや割れに対する抵抗力)の弱さがあると言われています。 

他の宝石もダイヤモンド同様、強みもあれば弱みもありますので、総合的に耐久性を判断することが一般的でしょう。 

 

 

海外のアクセサリーとジュエリーの基準 

 

海外のアクセサリーとジュエリーはどのように分類されているのでしょうか? 

一般的に海外では、装身具全般のことをジュエリーと呼んでいるようです。 

日本ではアクセサリーと呼ばれるものが、海外ではジュエリーと呼ばれているんですね。 

その中でも、ダイヤモンドやエメラルド、ルビー、サファイアなどの付いた宝飾品をファイン・ジュエリーと呼んでいるそうです。 

また、日本のネットショップでは耳に付ける装飾品「ピアス」や「イヤリング」はその名称で販売されていますが、海外の一部のネットショップではピアスのことをイヤリングと表示し販売しているようです。 

もし、海外のネットショップご利用を考えられている方がいれば、注意してお買い物することをオススメします。 

 

 

最後に 

 

ジュエリーもアクセサリーに分類することや宝飾品に限らずベルトや帽子までもアクセサリーに分類することが分かったかと思います。 

また、欧米では靴やバッグなどもアクセサリーの概念に入るようで、国によってアクセサリーやジュエリーの概念が全然異なるんでしょうね。 

あくまでも世界共通で洋服がメインの存在であり、それに付属するようにジュエリーやベルト、帽子、靴、バッグなどを着飾るのでしょう。

ただ、その洋服をお洒落で映えるように見せれるのも、付属品であるアクセサリーやジュエリーの存在があるからではないでしょうか。