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コラム

耳元で軽やかに揺れお洒落を演出するピアスの魅力


お洒落なダイヤのピアス

 

今や女性に限らず男性のファッションとしても取り入れられているピアス。 

街中で見かける女性の耳元で軽やかに揺れ華やかさを演出してくれます。 

それは洋服をメインにし、洋服のコーディネートに付け加えられるアイテムとして指輪やネックレス、ブレスレット、帽子、ベルト、バッグなど様々なアイテムがあります。 

しかし、真っ先に人の目線に入ってくるのはお洒落に揺れるピアスになるでしょう。 

今回はお洒落を演出してくれるピアスの歴史や魅力について紹介していきます。

 

 

ピアスの歴史

華やかなピアス

 

歴史は非常に古く、紀元前の古代エジプトや古代ヨーロッパまで遡ります。 

当時は人間の体で穴が開いている耳や鼻から悪霊が入り込み、その影響によって人間が体調を崩し病気になると信じられていたのです。 

そのため、暗闇に潜む悪霊は光り輝くものを拒むとされ、その耳や鼻に光り輝くピアスを着け、穴への侵入を防ぐ「魔除け」の意味で用いられていました。 

 

古代ギリシャや古代ローマでも「魔除け」としての習慣が受け継がれ身に着けていました。 

古代ギリシャではガラス製のペンダント形状のモノが流行し、片耳だけ着けていることも多かったようです。 

一方の古代ローマでは、宝石の付いたペンダント形状のモノが流行していました。 

 

中世に入り、女性は頭部を覆い隠すベールを被る習慣が定着します。 

ベールを被ることによってピアスの必要性がなくなり、次第に衰退し始めます。 

それに追い打ちをかけるように、17世紀には耳に穴を開ける必要のないイヤリングが登場し、ほとんどの女性はイヤリングへと移行していき、一気に衰退していきました。 

 

日本では1980年以降一気に流行し始めます。 

その当時ヴィジュアル系ロックバンドが流行し、ミュージシャンたちが派手な衣装・髪立て・染髪、そしてピアスをしていたことによって、女性に限らず男性の間でも大流行を果たし、お洒落の必須アイテムとして現在に至っているのです。 

 

また、海外旅行へ行かれた際やテレビを観ていると外国の子供がピアスを着けている光景を目にすることがあるかと思われます。 

これは、国の文化や宗教にもよりますが、過去の歴史が一部引き継がれており、弱い子供に悪霊が入ってこないようにという意味で用いられています。

 

 

本来、片耳だけ開けるものだった

パールのネックレス

 

今ではピアスを着けるために両耳に開ける人の方が圧倒的に多いかと思われます。 

しかし、本来は片耳だけ開けていました。 

 

それは、中世ヨーロッパまで遡ります。 

ヨーロッパでは、男性(守る人)は左耳、女性(守られる人)は右耳に着け、男性は利き腕側をあけ、敵から身を守る意味がありました。 

また、二人で一組という意味合いで「対になれますように」と考えられた時代もあったようです。

 

 

国内のピアスの歴史に影響を与えたお店は?

ジュエリーショップに並んでいるピアス

 

第二次世界大戦後の日本には、今で言うジュエリーショップはほとんど存在していませんでした。 

終戦を終えた翌年の1946年に横浜の元町にジュエリーブランドの「 STAR JEWELRY (スタージュエリー)」が、外国人向けのジュエリーショップをオープンしました。 

その当時、日本では珍しかったピアスなどをたくさん扱ったことから、外国人から人気があり、多くの外国人は足を運び、アメリカの新聞にも取り上げられ、日本で初めて本格的なピアスを取り扱ったお店として知られることとなりました。 

その影響は非常に大きく、日本国内においても「ピアス」という名前が一気に広がったとされています。

 

 

顔周りに華やかさを演出するピアスの魅力

女性が着けているピアス

 

ピアスは耳周り限らず、女性の顔全体に華やかさを演出し、顔回りを美しく底上げしてくれる魅力を持っています。 

今ではデザインも豊富でお洒落なモノも多く、購入するにあたって悩まれる方も多いでしょう。

 

 

①様々なヘアスタイルにも似合い、男性を惹きつける

 

耳元で揺れるピアスはどんなヘアスタイルにも似合い、お洒落な女性を演出し男性を惹きつけます。 

特に髪の長い女性であれば髪をアップした際、大きなモノを揺らしているだけで、顔回りが華やかに演出されます。 

また、女性は髪をかき上げる際、チラッと見えるピアスがお洒落感を演出し、多くの男性の目を引きます。

 

②サイズがないので好みのデザインが選べる

 

指輪なら指のサイズがあり、ネックレスなら首周りのサイズがあります。 

これはジュエリーに限らず、洋服であったり、靴でも同じことが言えます。 

そのため、欲しいデザインのモノがあったとしても、そもそもサイズが合わなく購入を断念した経験をお持ちの方も多いでしょう。 

しかし、ピアスにはサイズがありません。 

耳に穴が開いていれば、デザインの小さいものから大きいものまで、自分の好みに合ったモノを選ぶことができます。 

これは他の商品にはない大きな魅力のひとつと言っていいでしょう。

 

 

③小顔効果がある

 

女性がお洒落にコーディネートするにあたって様々なアクセサリーが存在しています。 

ピアスもコーディネートするにあたって顔回りを華やかに演出してくれるので必須アイテムです。 

ただ、その役割だけではありません。 

小顔効果を発揮してくれるのです。 

ただ、自分の顔の輪郭に合わせないと小顔効果が薄れてしまいますので注意は必要です。 

 

丸顔が気になる女性の方は、チェーンが長く揺れるピアスを選ぶことをオススメします。 

フープ状のデザインのモノを選ばれると、丸い顔が強調されてしまいます。 

 

四角顔が気になる女性の方は、耳に密着するようなデザインを選ぶと、相手方の視線から輪郭を外すことができます。 

フープ状や大きいモノは横幅を強調されてしまいます。 

 

面長を気にされている女性の方は、フープ状の丸みのあるデザインのモノを選ばれると、顔の表情を柔らかくしてくれます。 

逆に縦長の長いものをぶら下げると縦を強調されてしまいます。

 

 

最後に

 

女性のコーディネートとして人気のあるピアスも、過去の歴史をたどっていくと全く着ける意味合いが異なってしまいました。 

しかし、これからの時代も女性の必須アイテムとして「お洒落」という言葉とともに、人々を魅了し続けていくでしょう。 

 

また、数あるアクセサリーの中でもピアスはサイズがなければ、デザインも豊富にあり、比較的安価で購入しやすいアイテムになっていますので、コレクションとして集めるのも楽しいかもしれません。