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言い方が変わる?様々なジュエリーの呼び名


ジュエリーの呼び名が異なる?

 

洋服のコーディネートで欠かせないジュエリーも様々なシーンで使い分けられています。 

普段使いできるジュエリーもあれば、和装をイメージしたジュエリーや夜の装いで華やかしくしたジュエリー、カップルの愛を表現するジュエリーなど、様々なシーンでふさわしいジュエリーが存在し呼び名も変わります。

 

 

ファッションジュエリー

 

ファッションジュエリーって言葉を聞くとファッションに合わせたジュエリーを想像する方も多いと思います。 

普段、皆さんも好きなお洋服に合わせてジュエリーを着けてファッションをコーディネートしている方が多いかと思いますが、そのジュエリーはファッションジュエリーとは言わないようです。 

言葉のニュアンス的には合っているかのように思われますが、実は別の意味があります。 

 

ではどのようなものをファッションジュエリーと呼ぶのでしょう? 

例えば、人によって好みのファッションって存在するかと思いますが、自分の好き嫌い問わず、今年の流行りだから着飾るジュエリーのことをファッションジュエリーとして呼んでいるのです。 

また、貴金属や宝石を使ったりすることもないことから、安価で気軽に着けやすいのも特徴のひとつとされています。

 

 

アンティークジュエリー

 

古いものを指す言葉として「アンティーク」ってよく耳にします。 

ジュエリーの世界でも「アンティークジュエリー」と呼ばれるものが存在していますが、そもそも「アンティーク」の意味を知らずに使われていることも多いのではないでしょうか。 

 

アンティークの意味は、製造されてから100年経過した骨董品や美術品で価値があるものを指し、ジュエリーについても100年経過した宝飾品で骨董的・美術的価値があるものを「アンティークジュエリー」と呼んでいます。 

 

ちなみに、「アンティークジュエリー」と似たような言葉で「ヴィンテージ・ジュエリー」と呼ばれるものもあります。 

「ヴィンテージ・ジュエリー」は、100年経過していないジュエリーになります。 

ただ、今年・去年作ったものなどは除外され、一般的には20年前から100年前までのもとを「ヴィンテージ・ジュエリー」と呼ぶそうです。

 

 

ハワイアンジュエリー

 

ハワイアンジュエリーと聞いても知らない人もいるのではないでしょうか。 

ハワイアンジュエリーのデザインはもともとは文字だけでした。それが時間の経過とともに様々な模様が彫られるようになり、昔から変わらず愛し続けられているハワイならではの美しい自然の模様と文字がセットになったものが基本的でハワイアンジュエリーと言われています。 

では、ハワイの美しい自然模様にはそれぞれ意味を持ちますので一部紹介していきます。

 

 

・プルメリア(Plumeria)

 

「気品」「魅力」「恵まれた人」 

優しさを感じる白い花はハワイの象徴的な花でもあり、「神が宿る花」とも呼ばれ、幸せをもたらしてくれると言われております。

 

 

・ハイビスカス(Hibiscus)

 

「幸せな未来」「信頼」「希望」 

ハワイでは「華が開く幸せな未来」を象徴する模様として大切にされ、花言葉の「繊細な美」からは奥ゆかしい上品さを感じさせ、もうひとつの花言葉の「信頼」からは、お互いを信じ尊重しあう象徴として結婚指輪に人気の模様になります。

 

 

・スクロール(Scroll)

 

「永遠の愛」「目標を乗り越える」 

ハワイの美しいスクロール(波)が海から幸せを運んできてくれると言われ、「永遠に2人の愛が途切れないように」という願いが込められ、愛し合う2人のお守りとして愛されています。 

また、波に何度もチャレンジし乗り越え、波に乗って何事もうまく成功するという、成功のお守りとしても人気があります。

 

 

ホヌ(Honu)

 

「幸せを運ぶ海の守り神」「長寿」「金運」 

ホヌ(アオウミガメ)は古くから神話に登場したり、古代の絵文字に使われていたり、ハワイの人たちにとって神聖な生き物として多くの人に親しまれています。 

逸話になりますが、浜辺で子供が遊んでいるとサメに襲われようとしたとき、ホヌが子供に化け、ホヌ自らがサメの餌食となり子供を守ってくれたそうです。 

そんなホヌも今では絶滅危惧種であり、ハワイではウミガメに触ることは法律で罰せられているようです。おそらく、人々を救うがために、命を落としていったのでしょう。

 

 

・パームツリー(Palm tree)

 

「家族愛」「守護」「平和」 

昔から親しまれているパームツリー(ヤシの木)は命を繋いでくれるとして必要不可欠な植物でした。 

それは、パームツリーからとれる「実」は食べ物として、「葉」は家の屋根や壁に、「茎」は編んでロープとして使われていたことから、ハワイの人々たちの生活を支える木として「家族愛」「守護」「平和」という花言葉ができたそうです。 

 

 

ブライダルジュエリー

 

大切な方へのプロポーズや結婚を考えている人も多いのではないでしょうか。 

真っ先に思うことは「指輪を用意しなきゃ」って思ったとき、そもそもどのような指輪を買えばいいのか分からない方もいらっしゃるかと思います。 

日本ではプロポーズや結婚に向けて「エンゲージリング(婚約指輪)」「マリッジリング(結婚指輪)」を用意することが一般的で、この両方の指輪を総称して「ブライダルジュエリー」とも言われています。 

では、それぞれの指輪についてご紹介していきたいと思います。 

 

 

エンゲージリング(婚約指輪)

 

プロポーズの際、「僕と結婚してください」「これから一生大切にします」と彼女に誓ったとしても、口約束だけでは書面で何かが残るわけでもなく明確な取り交わしができていません。 

そこで兼ねてより多くの人は結婚する証としてプロポーズとともにエンゲージリング(婚約指輪)を贈ります。 

このエンゲージリング(婚約指輪)があれば、カップルの立場であったとしても、自分たちの気持ちを高めることができますし、お互いの気持ちを更に深めることができるでしょう。

 

エンゲージリング(婚約指輪)で使われる宝石はダイヤモンドが定番となっています。

もともと西洋で定番だったダイヤモンドの指輪が、戦後日本でも広まったようです。 

それではなぜ他の宝石ではなく、ダイヤモンドなんでしょう? 

それは、ダイヤモンドの硬度が高く最も傷がつきにくいことから、夫婦となる二人の愛に傷がつかないようにという意味が込められているからです。

 

 

マリッジリング(結婚指輪)

 

晴れて結婚式を迎えることができました。 

結婚式の儀式で「指輪の交換」あり、そのために用意する指輪になります。 

ただ、結婚式までは使用してはいけないなどのルールはありませんので、結婚式までに婚姻届けを出して夫婦関係が成立した時点から身に着けている方も多いです。 

 

マリッジリング(結婚指輪)は婚約指輪とは異なり二人で購入しに行くカップルが多いです。 

普段の生活でも肌身離さずに身に着けることから、エンゲージリング(婚約指輪)のようなデザインではなく、シンプルなデザインを選ばれることが多く、既婚者であることの証にもなります。 

 

 

エタニティリング

 

エタニティリングとは指輪の1周に小粒のダイヤモンドが敷き詰められたデザインの指輪を言います。 

その意味は、宝石が切れ目なく並び「永遠」を思わせることから、「永遠」は英語で「 Eternity (エタニティ)」という意味を持っているため「エタニティリング」と呼ばれるようにになりました。 

 

エタニティリングの用途は様々で、ダイヤモンドが敷き詰められていてもデザインはシンプルでファッションの一部として普段使いすることもできます。 

また、カップルなら「永遠」という意味から婚約指輪としても贈られることもあれば、夫婦なら結婚記念日などに「愛の絆は永遠」という意味を込められて贈られることもあります。 

 

 

最後に

 

今回覚えておきたいのは人生の中でも多くの人が経験することのあるブライダルジュエリーだったのではないでしょうか。その中でも2つの指輪が存在し、更にお店や人によって日本語であったり英語で言い表したりと様々です。もし、結婚などを考えている人がいれば、しっかり理解してプロポーズを決めてくださいね。 

また、ハワイアンジュエリーの模様にはそれぞれ意味があるのも分かったかと思います。 

以前に誕生石の意味をご紹介をしましたが、誕生石にこだわらずハワイアンジュエリーの模様にこだわるのも面白いかもしれませんね。