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コラム

指輪に刻印を入れるメリットや注意点


金の結婚指輪

 

ペアリングは二人の想いを寄せ合いお揃いの指輪を身に着けます。 

結婚指輪は夫婦である証として生涯身に着けます。 

ペアリング・結婚指輪ともに刻印を入れる方は非常に多く、結婚指輪に限っては90%以上の方が何かしらの刻印を入れられています。 

それは、大切な指輪に特別感を出したい気持ちの表れがあるからです。 

先日は指輪に刻印する文字について記事を書きましたが、今回は指輪に刻印するメリットや注意点などについてまとめています。 

 

 

刻印を入れるメリットとは? 

手をつなぐカップル

 

これからの未来を二人で大切にしたい気持ちは誰しもが想っていることです。 

ただ、この先何かしらの喧嘩が起こってしまうこともあります。 

しかし、当時の思い出を指輪に刻むことによって、その刻印を見返したときに温かい気持ちにしてくれるはずです。 

それは、指輪を購入するときに、二人で楽しく相談しながら刻んだ刻印だからです。 

 

また、多くの方は指輪に「名前」や「日付」を入れています。 

「名前」を入れると、二人にとって特別なものにできるからです。 

「日付」は、二人にとっての記念日をこれからも大切に扱いたいという意味が刻み込められるからです。 

 

そして、最大のメリットは二人だけのオリジナルの指輪にすることができることです。 

その結果、指輪により相手に対する愛情が増すこととなるでしょう。 

 

 

刻印を入れるときの注意点

 

ペアリング・結婚指輪を購入するとき、まずデザインであったり、指輪に留まっている宝石、価格などのこだわりは人によって異なります。 

ただ、いざ購入し刻印を入れるとなれば「刻印にこだわりたい」という方は多いです。 

もちろん、問題なくスムーズに刻印を入れることができれば良いものの、思い通りにいかないケースもあります。 

 

 

刻印サービスを行っているのか

ジュエリーショップで指輪を選ぶ女性

 

指輪を販売している多くのショップでは、刻印サービスを実施しています。 

ただ、無料で行ってくれるショップもあれば、有料になるショップもあるようです。 

そのため、無料だと思っていたのに、後になってから追加料金が発生することも起こり得ます。 

 

また、稀に刻印サービスを行っていないショップがあります。 

いざ、購入する指輪を決めたものの「刻印サービスがなかった」ってならないよう、事前に刻印サービスを実施しているのか、実施しているのであれば無料か有料かの確認は必要です。 

 

もし、刻印サービスがなかったものの、そのショップの指輪がどうしても購入したいという場合は、その指輪を購入してジュエリーの加工を専門にしているお店に持っていき相談すると良いでしょう。 

 

 

文字数の確認

刻印が打たれている金の指輪

 

指輪に刻印を入れるスペースには限りがあります。 

一般的には15文字から20文字程度と言われていますが、デザインやサイズ、文字の字体によっては多少前後します。 

そのため、長いメッセージを考えていたにもかかわらず、断られてしまったということもあります。 

気に入った指輪があれば、文字数の確認をすることをおすすめします。

 

 

スペルに間違いがないか

 

多くの方はおしゃれな英語でメッセージを刻印されます。 

ただ、普段から英語をあまり使う機会がない方でしたら、うっかりスペルを間違ってしまったということもあり得ます。 

そうなってしまうと、せっかく二人で考えた刻印が台無しになってしまいます。 

ショップによっては、刻印を消して再度刻印を入れてくれるところもありますが、別途費用が発生します。 

万が一、そのショップでの対応が難しければ、ジュエリーの加工を専門にしているお店に相談すると対応してくれます。 

このようなことがないように、スペルには細心の注意を払ってから依頼しましょう。 

 

 

手元に届くまでの納期

 

指輪を購入して刻印を入れるまでに、2週間から1カ月の時間を見ておく必要があります。 

稀にその場で入れてくれるショップもあるようですが、ほとんどの場合は、工場へ送って刻印を入れています。

しかし、場合によってはそれ以上に時間がかかることもあります。 

それは、ジュエリーショップの繁忙期であるクリスマスであったりバレンタインなどのイベント前です。 

特に、結婚式に結婚指輪が間に合わないことになれば大変です。 

そのような事態が起こらないよう、事前に下調べを行い、逆算して購入日を決めるなりしましょう。 

 

 

サイズ直ししても問題ないか

指輪のサイズを測るリングゲージ棒

 

いざ指輪を購入して刻印を入れれば、そこから何年も何十年も愛用するものです。 

購入した当時は指に入ったものの、体の変化とともに指のサイズが変わり着けれなくなることもあります。 

女性であれば、出産のタイミングで「指のサイズが変わった」ってことはよくある話です。 

指輪のサイズ直しは、一部を切り取る必要があるため、大切な刻印に影響を及ぼすこともあります。 

行く行くのことを考えて、サイズ直しの際に支障がないかを確認しておいた方が良いでしょう。 

 

 

刻印を入れる前に冷静な判断を

 

二人で相談しながら楽しく考えた刻印であっても、後に後悔することもあります。 

どうしても指輪を購入して刻印を入れるとなれば、誰しも気持ちは高ぶるものです。 

そのようなテンションで考えてしまうと、いざ出来上がってきた指輪の刻印を見たときに「何でこんなキザなメッセージ」にしたんだろうと、悔やまれることも・・・ 

これから大切に身につけていく指輪だからこそ、後悔しない刻印を冷静になって考える必要があります。 

 

 

最後に 

 

指輪に入れる刻印は言葉とは違い文字として一生残るものです。 

それゆえ、愛し合っている二人が生涯の愛を約束した証でもあります。 

デザインや宝石の質も大切ですが、指輪に刻まれたメッセージは消えることなく当時の気持ちを蘇らしてくれる、他にはないアイテムのひとつになるはずです。 

二人の絆を深めるためにも、ペアリング・結婚指輪に刻印を入れてみてはいかがでしょうか。