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女性の耳元を華やかにしてくれるイヤリング


女性の耳元を華やかにしてくれるイヤリング

 

歩くたびに女性の耳元で軽やかに揺れるイヤリング。 

ジュエリーショップに限らず、アパレルショップ、雑貨店でも多くのデザインのイヤリングを目にする機会も増えました。 

 

今や女性用だけではなく、男性用イヤリングのデザインも豊富で、男性のファッションアイテムの1つになっています。 

そんな男女問わず身に着けられるファッションアイテムであるイヤリングについて紹介していきます。 

 

 

イヤリングの始まり 

 

古代文明から隆盛を誇っていたピアスは17世紀にイヤリングが登場したことにより耳に着けるファッションアイテムはピアスからイヤリングへと変化が生じ、アメリカでは中流階級の女性たちを中心に大流行します。 

しかしイヤリングの勢いは長くは続きませんでした。 

20世紀中期ダイアナ・ロスなどの有名アーティストがピアスを着けていたため、そのファッションとともにアメリカの人々のファッションセンスの意識に影響を与え、再びピアスの人気が出ることになります。 

 

その影響もあり、日本においても外国からのイヤリング文化はほとんど紹介されず流行もしなければ、店頭に並ぶこともほぼありませんでした。 

しかし、20世紀後期になると日本は高度経済成長期に入りバブル時代が到来します。 

それを機に日本は西洋のファッションを取り入れ、それまで影を潜めていたイヤリングは大ぶりで豪華なものが販売されるようになり流行を果たします。 

 

 

混同されるピアスとイヤリングの装着方法 

 

イヤリングの構造上、耳にはさむことしかできないアクセサリーになります。 

一方のピアスは体の一部に穴さえ開ければどこでも着けることができます。 

そのため、耳たぶに限らず耳の軟骨に装着することもでき、他にはへそピアス、鼻ピアスとして着けることもできます。 

 

 

イヤリングはピアス穴を開ける必要がない 

 

ピアスは体の一部に穴を開けるので、どうしても開けるときは痛みを感じてしまいます。 

また、きちんとした方法で開けないと、痛みだけではなく、膿んでしまったり、感染症にかかるリスクがあります。 

 

イヤリングはクリップ式、ネジ式、ネジバネ式などがありピアスと違って耳に穴を開ける必要がないため、体を傷つけることはありません。 

傷をつけないことは、「自分の体を大事にしている」と印象付けることもできるでしょう。 

また、大人の女性だけでなく誰でも気軽に装着でき、老若男女問わず楽しむことができます。 

 

 

シリコンカバーにより痛みや肌の痒みを抑えることができる 

 

イヤリングは耳にはさみ装着するため、痛みであったり、金属による肌の痒み、落として紛失する心配をされている方もいらっしゃるでしょう。 

しかし、イヤリングはクリップ式、ネジ式、ネジバネ式ともにシリコンカバー付きのものが販売されています。 

また、無くしてしまった場合でも100均などで購入することができます。 

 

シリコンカバーが付いていると、痛みを和らげ、肌に触れる金属部分を減らし痒みを抑えることもでき、滑り止め効果もあり紛失するリスクを軽減させることができます。 

 

 

ピアスとイヤリングの値段の違い 

 

同じデザインであっても、ピアスとイヤリングでは値段に違いがあります。 

イヤリングの場合は装飾部と耳にはさむためのクリップやネジなどが必要です。 

このクリップやネジなどのことを総称して「イヤリングポスト」と言います。 

 

要は、ピアスは装飾部に針を付けるだけで済むのに対して、イヤリングは装飾部とイヤリングポストをそれぞれ作る必要があるためコストがかかってしまいます。 

そのため、同じデザインであってもピアスよりイヤリングの方が高くなってしまいます。 

 

 

限られたデザイン 

 

イヤリングは落下防止の観点からピアスに比べると比較的小さいモノが多くなり、大ぶりのデザインのものは少なくなります。 

また、イヤリングポストを付ける必要があるため、デザインの制限もあります。 

先述の通り、イヤリングはコスト面でピアスより高くなるため、お店に並ぶアイテム数がピアスより少なる傾向にあるため、そもそものデザイン数も限られてしまいます。 

 

 

最後に  

 

の一部に穴を開けることに抵抗のある方でしたら、イヤリングはとっても魅力的なファッションアイテムの1つになることでしょう。 

値段が高かったり、デザイン数が限られているデメリットも持ち合わせていますが、何より親から授かった体に穴を開けなくて済むことが最大のメリットかと思われます。 

 

また、最近ではイヤリングの形をしていてもピアスのように見えるノンホールピアスというイヤリングやイヤーカフと言われる軟骨部分に装着できるイヤリングもあり、イヤリングの魅力の幅は広がっていますので、この先、きっとデザインの限界を乗り越える日が訪れることになるでしょう。